和牛について
- 黒毛和種の成立は1944年。1962年から本格的な改良が開始。
- 最新の審査標準(体高/雌129cm,雄145cm)(体重/雌540kg,雄960kg)。
- 最大の特徴は,肉質が優れているところ(筋繊維が細く,脂肪交雑に優れる)。
(出典:家畜人工授精講習会テキスト(H22.3))
「鹿児島和牛」の改良の歴史
- 鹿児島県では,全国でいち早く畜産試験場を設立し、鹿児島和牛の改良に取り組み,何十年もかけて種雄牛選抜。
- 鹿児島黒牛の美味しさの秘密の1つに、美味しい肉を生産する種雄牛の存在が挙げられる。
(県では,優秀な種雄牛24頭を所持)
牛肉のトレーサビリティ
- 子牛が生まれると,個体を識別するための10桁の耳標が装着され,枝肉や部分肉,食卓まで,この10桁の番号で管理されている仕組み。
- 枝肉の段階で,照合用のサンプル肉を保存し,末端の肉が入れ替わっていないかDNA検査で照合できる。
個体識別番号
- 全ての牛において,出生からと畜されるまで,「異動年月日」「飼養施設所在地」「飼養者等」の履歴を管理。
- 異常があった場合,追跡することができる。
牛肉の食肉衛生検査
- 食肉検査員(獣医師)が,全ての牛の内臓や抗生物質の残留,BSE検査等を実施。
- 安全な牛肉だけが流通。